日曜夜に、扇貝で南無サンダー『飛脚仕事人』を観た。
観劇後にも連投ツイートしたのですが、火曜になった今もまだ客観の視点を十分に得ている自信がないので、主観たっぷりなのを承知で、もう感想書いてしまおうと思います。
なので、観ていない人には分かりづらい部分も多々あるかと思うのですが、どうかご容赦ください。
*******
とにかく、熱量とか、軸の確かさ(ブレなさ)とかに圧倒された。
かっこつけないことのかっこよさにも魅了された。
しっかりエンターテイメントだった!
荒削りだけど、それを上回るエネルギーで幸福感得た。
というのが全体印象。
扇貝の空間に合った作品で、あの距離感とサイズじゃないと、おそらく全く違ってしまうだろうなと思った。そう考えると、この作品とこうして出会えた背景に、扇貝という劇場の存在があるわけで。扇貝があってよかったと心から思った。
演技とか演出とかの表現は、ある種の伝統みたいな作りの上にあるんだろうと思われたのだけど、その伝統みたいな部分と作品独自のオリジナル部分の塩梅がいい感じだった。
積み重ねられた安定感のある土台(フォーマット)の上で、存分に試みて、暴れているという感じ。
かといって、土台を得ていても、それを自分の表現にする(モノにする)段階までいっていないと、きっとあんなにはやりきれないのだろうし、観客としての心地よさも得られないんじゃないかと思った。そういった意味で、あの表現手法を、作・演出の安部さんが自分のものにしている感じがあったし、役者とも世界観を共有していたなと思う。
演劇の表現スタイルが多様になっている中で、新しい表現スタイルの追求とか、言語化されている理論武装に価値を置く面が大きくなってきていたような気がする。そんなタイミングでこの作品に会って、ちょっと最近の自分の価値観を吹き飛ばされた感じがした。(もちろん180度変えられるとかじゃなくて、捉えなおすという意味で)
現代演劇における断絶という課題ともつながる部分があるように思えて、なんか身近なところでその課題が捉え直された。
千秋楽(予定だった回)に当たったのも幸運だった。まさかの、もう一度千秋楽を観ることができた。2回目は、1回目と逆側の座席から観て楽しんだ。台詞量が結構多かったので、意外と1回目に聞き漏らしていたところとかあって、2回目に拾えてよかった。
上演時間が1時間くらいだったっていうのも要素として大きいけど、2回観たいと思える作品って、自分としてはあるラインを越えてる証明になる。
チケットのおみくじ、「凶」だったけどっ! (>Д<。
![素材満載 ブログで作る かんたんホームページ [CD-ROM付き]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61XF13WMY1L._SL160_.jpg)